鎌倉市腰越保育園の起工式を迎えました。敷地は江ノ電の腰越駅や漁港から近く、空が広くて緑の多い恵まれた環境です。子育て支援室を保育園に隣接して設け、開所後は地域ならではの食育をテーマにした保育や地域とつながるイベントを行っていく予定です。腰越のこどもたちがのびのびと過ごせる園舎をチーム一丸となってつくっていきたいと思います。
飯岡保育園・地域子育て支援センター改修工事
愛媛県の西条市は、北は瀬戸内海に面し、南は西日本最高峰の石鎚山に抱かれた自然豊かなまちです。山の自然を背にお堂を見上げた写真は王至森寺(おしもりじ)のもので、かつては境内やお寺の中でこどもを見ていた時代があり、その歴史をお寺に隣接する飯岡保育園と子育て支援センターが引き継いでいます。今回のプロジェクトでは、より時代に合わせた子育て支援が行える環境を整え、地域住民との多世代交流を推進するため、保育園の一部を改修して、新たな子育て支援センターをつくります。
天井高さ7mのエントランスホールは空間の大きさが生かされていなかったため、老若男女が集える交流スペースにすることで既存の空間特徴を生かし、食育、絵本読み、コワーキング、多世代交流と子育てに関する多様なサポートができる空間を目指します。
「だんだん」2020年1月訪問
今年の1月に「だんだん」保内児童センター・保内保育所を訪れた時の写真です。土曜日で保育所は人数も少なく落ち着いた感じで、児童センターは子どもたちで賑わっていました。児童センターは学校の異なる子どもたちが触れ合う場所となっており、新しいお友達が出来たり、年齢の違うお友達と遊べる楽しみがあるそうです。保育所はランチ創作室にテーブルや椅子だけでなく、小さな遊具や洋服掛けが出ていたり、色のある壁に絵が飾られていたり、賑やかな雰囲気になってきてとても良い感じでした。ヒノキを使用したデッキテラスは保護者と一緒に自然塗装を行う行事も予定されているようです。私たちもまたそんなセルフ修繕に関わっていきたいと考えています。
南側園庭に面するヒノキのデッキテラス。園庭の芝は休眠期に入っています。
保育所のランチ創作室。土曜のため3歳〜5歳の子どもたちは合同で食事をしていました。
お昼の日差しが注ぐ1歳ほふく室。
2歳保育室。身長ほどの仕切り家具の奥がお昼寝スペース、手前は食事と遊びスペースになっているようです。
3歳保育室。保育室から入れるトイレスペースはクラスカラーのタイル貼りです。
3歳保育室の手洗いスペース。お昼時のため、食事を終えた子どもたちは歯磨きをしています。
4歳保育室。保育室の間を家具で仕切っており、テーブルが椅子が綺麗に並べてあります。
5歳保育室。1部屋に家具の仕切りはなく、家具も自由に置かれています。習字の掛け方が素敵です。
児童センターのエントランスラウンジ。飲食できるスペースで子どもたちはおやつを食べたり、遊んだりしています。テーブルや椅子はアンブレの設計で角が丸いデザインです。
ラウンジとつながる小上がりスペース。ちゃぶ台が3つあってカードゲームをしたり、長い収納棚上ではドミノが流行っているそうです。寝そべってもいる子も多いとか。
イロイロな場所 ワークスペース編
イロイロな場所 ワークデスク編
パソコンを置いたり、書き物をしたりとワークデスクがあるととても便利です。このお宅では、奥様のピアノスペースとご主人が好きなことをして過ごすスペースをL型につなげて趣味室としました。ご主人はデスクの一番奥に座って、リビングからは隠れて見えないスペース。全長6mのロングワークデスクだから、物を置きっぱなしにしても作業スペースはたっぷり。上部にはデスクと同じ長さで本棚を設置しました。とても仲のよいご夫婦でも、自分の時間を過ごせるように、L型の空間にしてそれぞれの居場所に少し距離をとった趣味室でした。この住宅の詳しい内容はこちらをご覧下さい。
イロイロな場所 ロフト編
暮らし始めてみると、主要な部屋ではないけれど、家族の誰かにとって大切になる場所があります。このお宅では、リビングにつながるロフト。キッチンの上にあるのですが、眺めがよくて本当に気持ちがよいです。設計では、ご主人のモノを置くことになっていたのですが、、お暮らし後は中学生の娘さんがずっと居る場所になっていたとか。床にさらっとしたカーペットを敷いているので、ごろっとできるし、リビングに居る家族を上から眺めていたかもしれないですね。この住宅の詳しい内容はこちらをご覧下さい。