だんだんセンター通信

コロナ禍のため約1年半八幡浜市(愛媛県)を訪れることができず、2019年4月に開館した保内児童センターの様子はメールや電話で確認するにとどまっています。その中で現場の状況を知るために楽しみにしているのが児童センター発行の「だんだんセンター通信」です。この通信から現場の先生方の熱意あふれる運営で子どもたちが生き生きと児童センターで遊び活動する姿が伝わってきます。「だんだん」は「いつでも」「だれでも」「じゆうに」利用できるふれあいの遊び場であり、このような「子どものための自由な居場所と見守る大人」が学校や家庭以外に必要です。
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八幡浜市は日本有数の蜜柑の産地であり、保内児童センターや保育所も蜜柑の段々畑の山々に囲まれています。センターの愛称である「だんだん」は八幡浜の風景からイメージした言葉であり、伊予弁では「ありがとう」の意味があります。子どもは元気と活気の源であり、見守ってくれる先生や地域の方がいてこそ双方向の関係が良好になります。「だんだん」が子どもの育ちの場としてこれからも地域に愛される場所であってほしいと願っています。

リアス式海岸と蜜柑の段々畑がつくる美しい八幡浜の風景

だんだん俯瞰

 

 

「だんだん」2020年1月訪問

今年の1月に「だんだん」保内児童センター・保内保育所を訪れた時の写真です。土曜日で保育所は人数も少なく落ち着いた感じで、児童センターは子どもたちで賑わっていました。児童センターは学校の異なる子どもたちが触れ合う場所となっており、新しいお友達が出来たり、年齢の違うお友達と遊べる楽しみがあるそうです。保育所はランチ創作室にテーブルや椅子だけでなく、小さな遊具や洋服掛けが出ていたり、色のある壁に絵が飾られていたり、賑やかな雰囲気になってきてとても良い感じでした。ヒノキを使用したデッキテラスは保護者と一緒に自然塗装を行う行事も予定されているようです。私たちもまたそんなセルフ修繕に関わっていきたいと考えています。

 

南側園庭に面するヒノキのデッキテラス。園庭の芝は休眠期に入っています。デッキテラス

 

保育所のランチ創作室。土曜のため3歳〜5歳の子どもたちは合同で食事をしていました。ランチ創作室001

 

お昼の日差しが注ぐ1歳ほふく室。1歳保育室

 

2歳保育室。身長ほどの仕切り家具の奥がお昼寝スペース、手前は食事と遊びスペースになっているようです。2歳保育室

 

3歳保育室。保育室から入れるトイレスペースはクラスカラーのタイル貼りです。3歳保育室

 

3歳保育室の手洗いスペース。お昼時のため、食事を終えた子どもたちは歯磨きをしています。歯磨き

 

4歳保育室。保育室の間を家具で仕切っており、テーブルが椅子が綺麗に並べてあります。4歳保育室

 

5歳保育室。1部屋に家具の仕切りはなく、家具も自由に置かれています。習字の掛け方が素敵です。5歳保育室

 

児童センターのエントランスラウンジ。飲食できるスペースで子どもたちはおやつを食べたり、遊んだりしています。テーブルや椅子はアンブレの設計で角が丸いデザインです。エントランスラウンジ

 

ラウンジとつながる小上がりスペース。ちゃぶ台が3つあってカードゲームをしたり、長い収納棚上ではドミノが流行っているそうです。寝そべってもいる子も多いとか。小上がりスペース

だんだんTシャツが届きました!

今年の4月に愛媛県八幡浜市に開所した「だんだん」保内児童センター・保内保育所の先生用Tシャツを当施設のサインを設計された氏デザインに作成いただきました!アンブレでも記念にグレーとオレンジを注文しました。「だんだん」を訪れた際に着たいですね。オレンジは私用ですが、かなりビビッドなカラーです!着れるかな〜(*^-^*)

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4匹の猫と暮らす都市型住宅

上池袋の住宅が完成しました!

引き渡し前日に土を残したエントランス部分に植栽させて頂きました。今回は目白のグリーンショップ音の葉で店員さんに相談。夏は植物の種類が少ないとのことですが、お店には魅力的なグリーンが沢山ありました。

選んだのは、ワイヤープランツ、ゴンフォスティグマ、コプロスマ、コルジリネオーストラリアレッドスター、ナンテンの5種類。シルバーリーフと斑入りに銅葉が入って、リーフグリーンだけの植栽もいいですね。

4匹の猫ちゃんとお暮らしになるこの住宅。植栽の後ろは階段下の空間で猫ちゃんたちの居場所です。人にも猫にも居心地のよい住宅になればと思っています。

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猫ちゃんに癒されたい方は、ぜひ、奥様の猫ちゃんインスタをご覧になって下さい。

https://www.instagram.com/nyanya_tokyo/

6月のALLIER

2018年横浜市に竣工した8戸の集合住宅「ALLIER」の現況です。ALLIERは南棟と北棟に分かれ、その間に共用のアプローチがあります。アプローチに植えたヒメイワダレソウは昨年末に休眠して茶色くなったものの、梅雨の雨の恵みもあって青々と元気になりました。道路に面した植栽は敷地にあった樹木や花を残していますが、葉も茎ものびのびになっているので剪定して綺麗にする予定です。全景

南棟と北棟の間の共用アプローチ。軒下空間にポストやベンチを設置しています。奥に見えるのはシマトネリコです。B

あけましておめでとうございます!

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あけましておめでとうございます!

昨年はグッドデザイン・ベスト100に選んで頂いたり、児童センターのコンペで最優秀賞を頂いたりと嬉しい1年でした。本年は昨年の成果を糧に、一歩づつ着実に前進できるように努力していきたいと思います。本年も変わらず、アンブレ・アーキテクツをよろしくお願いいたします。

写真は年末最後に鯖江に行った時に撮った富士川越しの富士山です。雲一つない快晴。鯖江は雪だったのですが。。。日本の冬型気圧配置の典型を体験することができました。

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GOOD DESIGN AWARD 2017 食べるデザイン

311/1〜5東京ミッドタウンにて開催されたグッドデザイン賞受賞展に参加致しました。沢山の方にご来場頂きまして本当にありがとうございました。商店街の敷地に1坪のシェアキッチンをつくることは小さなことですが、「地元、人、食」それぞれのつながりを大切にする施主の熱い思いが私有地に誰でも入れるオープンな食の場を生み出し、これがBEST100を受賞した原点でした。施主の思いで建築の現れかたが変わり、街が変わってきます。私達はこれからも施主の細かな思いを聞き、建築の現れかた、建築と社会のつながり方を考えていきます。

1又、食べるグッドデザイン展にも展示を行っています。食のデザインといってもパッケージデザインだけでなく、食と社会や人を結ぶデザイン方法が様々あり、「食」の大切さを改めて感じる内容でした。GOOD DESIGN Marunouchiにて11/13まで開催されています。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。詳細はこちらを御覧ください。

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5月、6月の庭

庭1梅雨入りしたというのに、雨があまり降らないですね。うちの手間暇かけない庭の植物にとって、この時期の多少の雨はご褒美の雨。5月、6月の庭は、恵みの水がしっかりと土に蓄えられて、花も葉もみずみずしくて見ていて癒やされます。今、一番見事に咲いているのは、白色の墨田の花火。奥にちょっと見えるのは、クッキーのスノーボールのように丸く、愛らしい名前のアナベルという紫陽花です。日陰に咲く花や葉をメインにした庭はしっとりした雰囲気でおすすめです。

墨田の花火

白色は墨田の花火で、装飾花の形が特徴的。ブルーの紫陽花と並んで美しい。

アナベル

アナベルは、真っ白になった後も徐々に緑色に変化して、枯れて終わる感じのない不思議な紫陽花。花瓶にいけたら素敵なのですが、事務所から眺める自然な姿も大好きなので、今年もこのまま楽しみます。

ビンカミノール

10年して、高さも10mまで大きくなったコナラの下には、様々な下草を植えています。フイリヤブランにクリスマスローズ、ビンカミノールやツルニチソウ。季節によって花も咲かせるグランドカバーは一年中楽しめます。

片付いていなくても・・・

木下邸01

先日、建築の相談会に参加したときです。リフォームをお考えの奥様に「片付けが苦手なんですけど・・・家をそのまま見てもらっていいですか?」とご相談いただきました。どうしたら物をうまく片付けられるか。得意不得意に関係なく、収納の作り方で解決できるのではと考えています。お施主さまがお暮らしの中でこれは収納できていない。と思う物の量がどのくらいでどのような状態かを把握するには、現状のお暮らしを見せていただくことが一番です。写真の住宅はマンションのスケルトンリフォームです。片付けが苦手で家に物が溢れているという奥様が、設計前にお暮らしの状態を写真で見せて下さいました。そこで、リフォームコンセプトは壁で部屋を仕切るのではなく「収納で暮らしのスペースをつくる」ことになり、どこに何を収納するか一緒に考えていきました。お引越し後にお伺いさせていただいた時はすっかり片付いていて、とても綺麗な状態でお暮らしされていました。造り付けの家具は地震で倒れないことも利点です。自分の物と気持ちよく暮らしていく。そんな家づくりができたらよいなと思っています。

マンションリフォーム例v2016

 

木下邸02

シェアキッチンから小さなポテト屋さんへ

052602使用

鵠沼海岸商店街に面する敷地でこのプロジェクトが始まったとき、十勝の素晴らしい食材を地元の方や商店街を訪れる方と分け合いたいというお施主様の思いから、この小さなシェアキッチンは始まりました。そこから、今の店主さんのアイデアでこんな素敵なお店に発展!ロゴもポテトを入れるカップもどれも本当にcute!!ブルーのオーニングは、商店街の歩道ブロックにある青のシンボルカラーを取り入れています。

お店と店主さんのこれからの思いが、稲村ヶ崎R不動産で紹介されています。

こちらをぜひ御覧ください。

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