羽沢の住宅/お暮らし後

朝陽が注ぐ玄関土間と一体のリビングには、お引越し後から育て始めたグリーンがたくさん並んでいます。リビングからは、中庭とその奥のダイニングキッチンまで見通すことができ、2階東棟と西棟に上がる二つの階段が見えます。構造は1階/RC造、2階/木造の混構造で、1階内部はコンクリートと木が現しのインテリアです。温かみのあるインテリアに緑がとてもよく映えています。

内観1

 

座れる高さの窓台は外の子どもがよく見える高さ。座ったり、植物を置いたり。玄関土間のホワイトボードは家族会議用(登山計画やお買い物計画、勉強や仕事にも)です。将来はここで子どもたちを集めて勉強を教える予定だそう。

内観2

 

土を残した中庭にはグランドカバーにディコンドラ、鉢植えにシマトネリコを植えています。カエルやコオロギも住んで、生き物が育つナチュラルガーデンのよう。

内観4

 

ダイニングには以前からお使いの欅のテーブルにウッツォンのペンダントライトを合わせています。ダイニングの上部は吹き抜けで子どもの空間につながっています。

内観3

 

吹き抜け上部からの風景。キッチンにいるお母さんと2階の子どもたちが声だけで話していることも。姿が見えなくても存在を感じて、安心感のある距離感です。

内観6

 

2階は東棟と西棟に分かれた分棟形式です。西棟は子どもたちのワークスペースとベッドスペースがあり、吹き抜けでダイニングキッチンとつながっています。

内観5

内観7

 

東棟はリモートワークができるお父さんのワークスペース。中庭を介して西棟のワークスペースが見えるので、子どもたちと会話したり、勉強するこどもの姿を見守ったり。

内観10

 

1階リビングとダイニングをつなぐ廊下は中庭に面するギャラリースペース。創作が大好きな子どもたちの作品を飾っています。地窓から見えるリトルガーデンには一年中草花を楽しめる多年草(クリスマスローズ、アジュガ、ツワブキ、ヤブラン等)を植えています。

内観9

建築概要

所在地練馬区

用途専用住宅

写真鈴木研一

掲載住まいの設計6月号