「都市の家」地鎮祭

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昨年より設計を進めて来ましたRC3階建ての小さな住宅「都市の家」の地鎮祭が先日行われました。道路拡張で小さくなった敷地ですが、代々お住まいのこの地にご家族のみなさんが伸びやかに暮らすことができる住まいを目指しています。

いよいよ建て方!からの日土小学校


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八幡浜では、いよいよ建て方が始まりました。写真は、周囲のみかんの段畑をバックに、大屋根の垂木を取り付けている大工さんたちです。

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構造設計をお願いしている多田脩二さんと担当の深澤さんにもお越しいただき、細かく時間をかけてチェックをしていただきました。写真は保育園の中庭です。ほとんどの柱と梁が現しになるので慎重に確認をしました。

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全景。道路側が児童センター、奥側が保育所です。段々屋根の形が徐々に見え始めてきました。

そして、現場検査のあと、市の担当の高橋さんの取り計らいで、日土小学校に見学に行くことができました。

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何度来ても本当に素晴らしい学校です。この建物を保存して、きちんと小学校として使い続けている八幡浜市は本当に素晴らしい!子どもたちは皆元気で、すれ違うたびに「こんにちは!」と大きな声で挨拶してくれます。良い建築はおおらかな子供を育むんだなーとしみじみと思いました。

 

木材検査

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先日、八幡浜市保内総合児童センターの木材検査へ行ってきました。特に今回は体育室などスパンが10mを超える部分に使用する特注材が、茨城県鹿島にある中国木材の工場から納品されたとのことでの検査でした。

写真の材料は120×360のベイマツ集成材で長さは12m。長い!

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含水率計を使用して、含水率をチェック。

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屋根の使用する30mmの実付合板。すごい量。

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現場の方では、耐圧盤のコンクリート打設が完了し、内部の立ち上がり部分の型枠工事が進んでいます。

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今月中旬から、いよいよ建て方が始まります。楽しみ!

配筋検査・工場見学

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先週、八幡浜保内総合児童センターの配筋検査に行ってきました。保内総合児童センターは保育園と児童センターの複合施設。保育園が約1300平米、児童センターが約700平米。写真は児童センターの配筋検査の様子です。担当は小西建設さん。とてもきれいに配筋されていました。

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こちらは保育所の配筋状況。1300平米の広さの配筋は壮観です。こちらの施工担当は堀田建設さん。いくつかの是正指示をさせていただきました。

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配筋検査はコンペのときからご協力頂いている多田修二構造設計事務所、担当の深澤さん。遠路はるばるお越しいただきました。

配筋検査の後は、松山市へ移動してプレカットの打ち合わせがてら、プレカット工場を見学させていただきました。昔は大工さんが手で加工していた木材も現在は加工機械でデータ入力された形へと自動的に加工されていきます。

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今回プレカットを担当するのは、愛媛県の大手プレカット会社の「愛媛プレカット」さん。大きな敷地に効率よく機械が並べられ、流れ作業で加工が進んでいきます。

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この機械は主に柱を加工するためのものです。柱と梁は加工の形状や木材の大きさが違うため、違うラインで加工されていきます。

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加工が完了した梁。ほぞなどがきれいに加工されています。

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ある程度の加工は機械で対応可能ですが、複雑な継ぎ手などはベテランの大工さんが手加工することになります。大工さんの加工技術はやはりすごい!

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加工が完了した材料はこの様に梱包され、出荷されていきます。プロジェクトごとに整然と仕分けされています。工場はとてもきれいで、ゆったりと機械が配置されていました。愛媛プレカットさんのこの工場は24時間稼働していて、私達の物件の加工も2〜3日で完了してしまうというので、びっくり。

加工よりもその前の加工データの作成にかなりの時間が必要とのこと。加工データは専用のCADでデータ作成専門の女性が終日入力を行っても約2週間ほどかかるそうです。

8月の下旬には保内児童センターの材料が納入されるので、そのときに再度材料検査でお伺いすることになりそうです。

 

 

 

いよいよ着工です!

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昨年10月に最優秀に選んでいただきました八幡浜の保育所・児童センターの設計が完了し、いよいよ工事が始まります。写真は、先日行われた起工式の様子です。八幡浜市長・副市長をはじめ、多くの関係者の皆さまがご出席された中、施工を担当されます堀田建設さんと小西建設さん主催で起工式が行われました。

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起工式に参加して、改めて皆さんの期待の大きさを身にしみて感じ、気が引き締まる思いでした。来年4月の開園の時に、市の皆さんに喜んでいただけるように、精一杯、取り組んでいきたいと思います!

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それにしても6000㎡の敷地は広い!奥に見えるみかんの段畑と呼応するように、段々屋根の平屋の建物がこの場所に建つ予定です。(地元のCATVで放送された起工式の様子はこちらから)

鯖江も大雪!

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東京が4年ぶりの大雪で20センチ積もった翌日、鯖江の現場に行ってきました。南岸低気圧が東京に雪を降らせたあと、北東方向に抜けると西高東低の冬型の気圧配置。しかも強烈な寒気も南下して、当然ながら北陸は大雪!鯖江の現場も真っ白でした。

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外部の工事はおおよそ仕上がってきていて、内装の工事が進んできています。柱・梁に直接納められたガラスもうまく納まり、ほぼすべての軸組が現しの空間が現れてきました。今後、床貼りや家具工事が進んで行きます。それにしても、北陸の職人さんは当たり前ですが雪に慣れていて、車にスコップ常備。ちょっと打ち合わせしている間にも車は雪に埋まってしまうので、スコップで除雪してから出ないと車に乗れません。足元は長靴当たり前。以前、雪の時にスニーカーで現場に行ったら、職人さんに笑われてしまったので、今回はスノーブーツを装着。「おっ、今日はブーツだね。」とニッコリしていただけました。月末には、足場が外れるそうです。たのしみ!

鯖江プロジェクト 雪!

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先日、雪の中、鯖江プロジェクトの現場確認に伺いました。今年は例年よりも雪が早いようです。

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建物の周囲に雪が積もらないように設置した大きな庇が早くも効果を発揮!。雪の中でも外壁工事を進めていただいています。本当に寒い北陸の冬の中、職人の皆さんの丁寧な仕事に、本当に感動しました。皆さん、ご自身の仕事に誇りを持って取り組んでおられて、私自身も見習わなくてはならないと、気が引き締まる思いです。

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大工さんの仕事、板金屋さんの仕事、本当にきれいです!

鯖江プロジェクト 建て方

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福井県鯖江市で進めていますプロジェクトでは、昨日より建て方が始まりました。殆どの部材が現しになることから、金物の納まりや建て方の順序など時間を掛けて事前に打合せを進めてきましたので、順調に作業は進んだようです。福井は周囲を山々に囲まれている地形なのですが、屋根に登ると目前には山々が見え、とてもきれいな風景です。建物内部からもこの風景を見れるように計画しています。

二俣川プロジェクト 建て方

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二俣川プロジェクトでは、建て方が行われました。1階のコンクリートの上に小さく可愛らしい木造の平屋がちょこんと乗っかっているようで、とても良い大きさでした。

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1階のコンクリートの部分には壁と一体で作ったベンチがあるのですが、建て方の休憩時間に早速大工さんが座ってくれていてました!コンクリート打放しの部分も今回はいわゆるツルツルの打ち放しではなく、少し木目が残るようにラワン合板の型枠で施工していただきましたが、とても打ち上がりがよく、とってもいい感じでした。すべての型枠が取れるのが楽しみです。

鯖江プロジェクト 配筋検査

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先日、鯖江のプロジェクトの配筋検査を行いました。主体構造は木造なのですが、積雪も多い地方ということもあり地盤面からある程度までの高さはコンクリートで壁を立ち上げています。今回は基礎と立上り壁の検査を同時に行いました。

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遠方ですが構造事務所の多田さんや担当の深澤さんにもご足労いただき、是正箇所の指摘をしていただきました。その後、場所を移動して、木造部の詳細の打合せなどを行い、気がつけば5時をまわっていました。

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北陸本線鯖江駅から東京まではおおよそ4時間。人や物の移動がどんどん高速化する現代において、この距離感は貴重な気がしています。遠いからこそ、維持される環境があるのかなあと思ったりしています。そんな、環境の中で、良い建築になればと思っています。でも、遠いいなあ(笑)